愛知県豊橋市岩崎町にある葦毛湿原は、山あいに水がしみ出してできた湿原です。
湧き水がつくる湿地としては東海地方でいちばん大きく、「東海のミニ尾瀬」と呼ばれています。面積はおよそ3.2ヘクタール。
2021年10月には、国の天然記念物になりました。
名古屋・愛知で前撮りやフォトウェディングのロケーションを探しているふたりへ、この湿原で撮るために知っておきたいことをまとめました。
その日の流れ — 秋の日、昼すぎから
2025年10月25日。葦毛湿原にいたのは、12時半すぎから14時すぎまでの1時間半ほどです。
はじめは駐車場から続く林の道でした。

12時50分ごろに木道へ。湿原の上には高い木がないので、林とは光がまるごと入れ替わります。
13時をまわってからは林のなかへ。木立の影で撮ってから、また湿原の外の草地へ出ました。
14時すぎに切り上げて、伊古部海岸へ。夕方は浜にいます。


アクセスと駐車場
豊橋駅前のりばから豊鉄バス飯村岩崎線(赤岩口ゆき)に乗り、「岩崎・葦毛湿原」で下車して徒歩15分ほど。
車がなくても行ける、数少ないロケーションです。
車の場合は無料の駐車場があります。ただし9月のシラタマホシクサの見ごろや週末は、午前中のうちに埋まってしまうことがあります。
トイレは駐車場のそばだけで、湿原の中にはありません。歩き出す前に寄っておくと安心です。
駐車場から湿原までは、林の中の道を数分。着く前から、もう静かです。

湿原の外の、草地で
湿原の外側には、ススキの広がる草地があります。
木道の上とは、ふたりとの距離の取り方が変わります。秋には穂が金色に透けて、そのなかにふたりの輪郭だけが浮かびます。

季節ごとの、表情
葦毛湿原は、3月から12月まで花が途切れません。
春はショウジョウバカマやハルリンドウ、初夏はミカワバイケイソウとカザグルマ、夏はサギソウや食虫植物、秋はシラタマホシクサ。5月と9月が、とくに知られた見ごろです。
ただし見ごろは人も多い時期です。静かに撮るなら、平日の午前をおすすめしています。
秋が深まると草が色を落として、湿原全体が淡い金色になります。白い衣装がいちばん映えるのは、この時期かもしれません。

伊古部海岸と組む、半日のルート
葦毛湿原から車で20分ほどのところに、伊古部海岸があります。
湿原の緑と、太平洋に面した砂浜。同じ豊橋市のなかで、まったく違う2枚が残せます。
海側の詳しい条件は「伊古部海岸の前撮り」にまとめました。

木道の上で、撮るということ
湿原の中には木道が敷かれていて、そこを歩きながら景色を見ていく場所です。
豊橋市は「木道から絶対に降りないように」と呼びかけています。一度踏まれた湿原は、簡単には元に戻らないからです。
三脚を湿原に立てることも、ペットを連れて歩くこともできません。撮影は木道と園路の上で、手持ちのカメラだけで組み立てます。
それで困ることは、ほとんどありません。木道は細くまっすぐで、ふたりが並んで歩くだけで画になります。背景の湿原には誰も立ち入らないので、余計なものが写り込みません。
いまも残っているこの景色は、そうやって守られてきたものです。
見学に来ている方も歩いています。長く場所を占有しないよう、譲り合いながら進めていきます。
愛犬と一緒に撮りたい、というご希望は鞍ヶ池公園での撮影などでお受けしています。

撮影の費用と、ご相談
葦毛湿原での前撮りは、名古屋からの出張撮影で承っています。
料金は写真のみのPHOTOプランが¥100,000〜、写真と映像を同じ日に残すPHOTO + MOVIEプランが¥150,000〜(いずれも税込)。交通費は大須観音駅を起算に別途申し受けます。
このページの写真も、PHOTO + MOVIEプランで撮影した一日のものです。
ほかの場所とあわせて検討したい方は「名古屋・愛知の前撮りロケ地8選」を、プランの詳細はプラン一覧をご覧ください。
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