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Re-TAiL(リテイル)の前撮り(愛知県一宮市)

愛知県一宮市の駅前に、昭和8年に建った三階建てが残っています。

Re-TAiL(リテイル)といいます。もとは尾西織物同業組合の事務所で、いまは中に店やアトリエが入った複合施設です。

古い木の建具と、深い色の床。窓から入る光がやわらかくて、白い衣装がふっと浮かび上がります。

名古屋・愛知で前撮りやフォトウェディングのロケ地を探しているふたりへ、この建物で撮るために知っておきたいことをまとめました。

その日の流れ — 笠松のあと、午後の窓辺へ

2026年5月10日。同じ日の午後です。

木曽川の河川敷での撮影を13時半すぎに終えて、川を渡って一宮へ。車でおよそ30分でした。

正午からの強い光の下にいたあとで、建物に入ると光は窓のぶんだけになります。

窓辺と階段でひととおり撮ってから、駅前の街へ。夕方前の路地と白い壁で、その日は終わりました。

窓を背にした逆光のふたり

夕方前の路地を歩くふたり

一宮駅から歩いて3分

名鉄一宮駅からもJR尾張一宮駅からも、歩いて3分ほどです。名古屋駅から一宮駅までは10分台なので、電車移動だけで完結します。

住所は一宮市栄4-5-11です。商店の並ぶ道を少し入ったところにあります。

いっぽうで、専用の駐車場はありません。市営駅前駐車場をはじめとする周辺の有料駐車場を使うことになります。

衣装を車で運ぶ場合は、駐車場から建物までを歩く前提で考えておくと当日あわてません。着替えを済ませてから向かうほうが、動きはずっと軽くなります。

駅前の通りから一本入るだけで、音がすこし遠くなります。

石造りの建物の前に立つふたりの前撮り

昭和8年から建つ繊維のまちの建物

一宮は尾州と呼ばれる毛織物の産地です。この建物は1933年、その織物同業組合の事務所として建てられました。

設計と施工は清水組の名古屋支店。地上3階地下1階の造りで、経済産業省の近代化産業遺産に認定されています。

2016年のリノベーションを経て、いまの名前になりました。運営しているのは地元の繊維会社を中心とした会社です。

撮影用にしつらえた場所ではなく、90年以上ずっと使われつづけてきた建物です。木の手すりの擦れ方にも、床の色の沈み方にも、その時間が残っています。

窓から光の入る室内に立つふたり

窓辺の光の使い方

この建物で撮るなら、まず3階の大ホールの窓です。

古い建具の大きな窓から、光が斜めに入ります。直射ではないので影が硬くなりません。白いドレスの階調が飛ばず、レースの目まで残ります。

壁と床が濃い色をしているので、白い衣装だけが明るく浮きます。何も足さなくても、光と色が勝手に主役を決めてくれる場所です。

窓を背にすれば、逆光でシルエットになります。同じ窓辺で、明る一枚と暗い一枚の両方が撮れます。

窓の内側は、さっきまでの外の明るさが嘘みたいに静かです。

古い木の建具と窓辺の光

階段と外壁と駅前の

ホールを出たあとの階段も撮れる場所です。窓からの光が踊り場に落ちて、上りきるまでのあいだに表情が変わっていきます。

建物の外に出れば、そのまま外壁が背景になります。石を積んだ壁と白い縁取りの窓。同じ建物で、中と外の二種類が撮れます。

周りには同じ年代の建物もまだ残っています。細い路地に垂れる電線、白い壁、季節によっては街角に咲くバラ。数十メートル歩くだけで背景が変わっていきます。

ただし生活道路です。車も人も普通に通ります。立ち止まる時間を短く区切って、道をふさがないように動くのが前提になります。

通りかかった人が会釈していく、そのくらいの距離の街です。

古い石壁の前に立つ花嫁のポートレート

笠松と組む一日のルート

一宮市の北を流れる木曽川の対岸は、もう岐阜県の笠松町です。

その河川敷にあるのが笠松みなと公園で、空と草しかない広い土手が続いています。Re-TAiLの窓辺とは、光も色もまったく違います。

昼は岐阜の河川敷で、午後は愛知の古い建物へ。移動は車でおよそ30分、県をまたぐのに川を渡るだけです。

笠松みなと公園については笠松みなと公園の前撮り」にまとめました。

草の匂いのあとに、古い木の匂いがきます。

木曽川と鉄橋を背にしたふたり

撮影の段取りと休みの曜日

営業しているお店の入った施設なので、ふらりと入って撮る場所ではありません。

営業時間は10時から18時まで。月曜が定休日で、祝日は営業しています。撮影の日取りを決めるとき、まずこの曜日が効いてきます。

in the momentで撮影したときは、事前にご連絡したうえで3階の大ホールをお借りしました。利用料は1時間2,200円でした。

撮影を考えている場合は、まず施設(0586-59-2105)一本入れるところから始めるのが確実です。空いている時間や料金は時期によって変わりますので、そのときに確認してください。

時間で借りる形になるので、配分を先に決めておくと迷いません。ホールのなかで撮る時間、階段や外壁へ出る時間、そのあいだの移動。決めておくだけで、同じ1時間がずいぶん長く使えます。

階段の踊り場に落ちる光とふたり

撮影の費用と、ご相談

Re-TAiLでの前撮りは、名古屋からの出張撮影で承っています。

料金は写真のみのPHOTOプランが¥100,000〜、写真と映像を同じ日に残すPHOTO + MOVIEプランが¥150,000〜(いずれも税込)。交通費は大須観音駅を起算に別途申し受けます。

ほかの場所とあわせて検討したい方は名古屋・愛知の前撮りロケ地8選」を、プランの詳細はプラン一覧ご覧ください。

in the momentでは、名古屋をはじめ愛知県内・県外への出張撮影も承っています。

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